さんこまラジオは、
毎月のべ200名の子ども達が利用する三陸駒舎の現場から
馬との暮らしやホースセラピー、自然体験などを提供する中での、
気付きやノウハウを毎週音声でお届けしています。
- 子どもとの関わり方は、これでいいのかしら…
- 森のようちえんに、馬や動物も取り入れたい!
- 発達がちょっと気になる子がいるんだけど、どの様に支援したら良いの?
音声配信 さんこまラジオ
現在、三陸駒舎では、
発達にデコボコのあったりする未就学から小中学生の子ども達が、毎月延200名が利用し、
乗馬や馬の世話、森遊び、川遊びなどの自然体験、畑仕事など、様々な体験活動を提供しています。
子どもの発達には、馬や自然はとても良いと日々実感しており、
この経験をこの現場だけに留めておくのは、もったいないと、ネットラジオにして共有しています。
プレーパークや森のようちえんに関わる方々にも、お役に立てる内容です。
音声配信なので、家事をしながら、移動中など、スキマ時間でお聴きいただけます。
今回のテーマは、「自然災害と自然体験・野外教育の関係」について。
東日本大震災をきっかけに活動を始めたきびはらが、災害の多い時代における“自然との付き合い方”を、馬との暮らしや野外教育の実践を通じて語ります。
お話の中では、「自然に生かされている感覚」「地域とのつながり」「外部とのつながり」「足元の資源を見直す視点」など、災害を乗り越える力となる“自然体験”の本質に迫ります。釜石の子どもたちとおじいちゃんの絵本から紡がれるエピソードや、集落が孤立した台風の体験も交えながら、深く温かい語りが展開されます。
“自然は怖い。でも、恵みもくれる。”
そんな二面性を抱えた自然とどう向き合い、次世代へどんな「暮らし」を手渡せるのか。自然体験が生み出す「土地に抱かれる感覚」は、災害のあとにこそ必要な「再生の力」となるのかもしれません。
—
ぜひ最後までお聴きください。
お便りフォーム→ https://bit.ly/4hhsQr1
#自然体験 #野外教育 #ホースセラピー #森のようちえん #震災の記憶 #地域づくり #自然と生きる #防災教育 #サステナブルな暮らし #こどもと自然 #生きる力 #災害支援 #ローカルコミュニティ #農的暮らし #自然との共生 #馬のいる暮らし #命を守る教育 #再生の物語 #災害と教育 #共に生きる
—
自然はただそこに
[Verse]
古民家に馬と暮らし 百年超えた時を抱き
風が運ぶ過去と今を 胸に感じている
海が怒る夜もある 山が沈黙する日も
それでも生かされてる この大地に生かされてる
[Chorus]
自然はただそこにある 善も悪も持たずに
恵みも恐れも すべて抱きしめて
揺れた町に響く声 逃げろと叫ぶ絵本のように
命をつなぐその手が 希望の道を描いてく
[Verse]
つながる地域の言葉 受け継ぐ土のあたたかさ
旅する風が運ぶ 外との回路ひらいてく
誰かが来てくれる 壊れた街に光が
巡る知恵と笑顔で 再び息を吹き込む
[Bridge]
足元にあったものが 誇りに変わる瞬間
この土地で生きてきた意味 子どもたちが教えてくれた
馬も木も人も皆 それぞれの個性で
デコボコのままでいい かみ合う未来を創ろう
[Outro]
もう一度立ち上がれる 命があればそれでいい
壊れたあとに咲く花を 信じて歩いていこう
この大地と共に また明日へと
—
# 自然災害と野外教育・自然体験の関係について
—
## ◆ 概要
– **番組名:** 3コマラジオ
– **語り手:** 木々原(馬三島と共に古民家暮らし)
– **テーマ:** 自然災害と野外教育・自然体験の関連性
—
## ◆ 背景
– 近年の自然災害(例:東日本大震災、能登半島地震、線状降水帯による豪雨など)の頻発
– 「3コマ社」は東日本大震災を契機に創設
– 災害時、野外教育や自然体験がどのような役割を果たせるかを探る
—
## ◆ 野外教育・自然体験が果たす4つの役割
### ① 自然に「生かされている」感覚の涵養
– 災害は「自然現象」そのものであり、善悪の区別は人間側の解釈
– 自然に生かされているという視点が、災害後の再生活動を支える
– 釜石の絵本『津波てんでんこ』の中で、海を「怖いけど悪くない」と語る祖父の言葉が象徴的
### ② 地域・土地とのつながりを深める
– 震災後、自然体験を通じて「地域に生かされている」感覚を実感
– 土地とのつながりがあるからこそ、次世代に引き継ぐ意識が芽生える
– 土地性(土地らしさ)を体感することが地域への誇りにつながる
### ③ 外部とのつながりの回路を持つ
– 自然体験により、地域内外の人との接点が生まれる
– 災害時の支援や交流がスムーズに行える土壌になる
– 台風10号の被災時、震災時に来てくれたボランティアが再び支援に訪れた事例あり
### ④ 足元の資源を捉え直す
– 体験活動を通じ、地域の自然資源や文化資源を再発見
– 地元の人にとって「当たり前のもの」が「特別な価値」として認識される
– 地域が誇りを取り戻すきっかけとなる
—
## ◆ 副次的な気づきと提言
– 災害による「壊れ」が、再生のエネルギーになることがある
– 地方では人口減少が進む中、一人ひとりの個性や力を生かす視点が重要
– 馬などの動物や自然も含め、さまざまな「特性」を組み合わせて生きることが求められる
—
## ◆ まとめ(4つの柱)
1. **自然に生かされている感覚を育む**
2. **地域・土地とのつながりを深める**
3. **外部とのつながりの回路を持つ**
4. **足元の資源を捉え直し、地域が誇りを取り戻す**
> 加えて、「変化の受容」「個性の活用」が大切な要素として挙げられる
—
## ◆ 今後の展開
– **次回予告:**
– 本編では話しきれなかった「自然災害と自然体験・野外教育の関係」を、次回の後編でさらに深掘り予定
– **ラストメッセージ:**
– 災害とどう向き合い、自然とどう共に生きるか
– 今こそ、体験を通してその本質に触れることの大切さを伝えたい
—

お勧めテーマを3つ紹介します
毎週コツコツと更新を続け30本の番組となりました。(2021/12/06現在)
本数も増えてきたので、3つのお勧めテーマで、3番組ずつ紹介したいと思います。
子どもとのコミュニケーションを馬から学ぶ
子どもとのコミュニケーションの深め方を馬との関わりから捉え直します。
馬とコミュニケーションを図る時には、フェーズという構造を用いています。
フェーズを意識できるようになると、子どもとの関わる際にも適切なコミュニケーションが取れるようになります。
フェーズは、0から4までの4段階あります。各フェーズの中にも強さの違いもあります。
▼合わせて聴きたい
010 馬との関わりは、子どもとのコミュニケーションに通じる 子ども支援に関わるスタッフのトレーニングに最適、馬が先生
https://anchor.fm/kamakoma/episodes/010-e139grk
質問や感想、今後取り上げて欲しいテーマなどをコチラで募集中です
https://peing.net/ja/kibihara
#ホースセラピー #森のようちえん #馬 #子育て #岩手 #釜石 #アニマルセラピー #セラピー #自然保育 #自然体験 #感覚統合 #障害児 #障がい児 #自然 #放課後等デイサービス #児童発達支援 #療育 #環境教育 #岩手 #釜石 #復興 #古民家

子ども達と関わる時にその場を読み取る力をつけるには、どうしたら良いでしょうか?
馬とコミュニケーションを深める際に、丁寧なコミュニケーションが求められます。
このコミュニケーションの力は、子ども達と関わる時にとても活かされます。
その場を読み取る力—解像度を上げるために、馬から学べることが多くあります。
解像度を上げる方法、適切に場面を捉える力の養い方についても語りました。
▼合わせて聴きたい!
010 馬との関わりは、子どもとのコミュニケーションに通じる スタッフ研修に馬が良い理由
https://anchor.fm/kamakoma/episodes/010-e139grk
質問や感想、今後取り上げて欲しいテーマなどをコチラで募集中です
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前回、お話した馬のコミュニケーションの特徴の2つのポイント
- 空気、雰囲気を感じる力
- 誰とでも平等に接する(先入観を持たないで関わる)
は、子どもとコミュニケーションを深める上でも重要な要素です。
馬を先生に子どもとのコミュニケーションを学ぶことができます。
▼合わせて聴きたい
009 馬とのコミュニケーション〜馬はKY(空気読める)、自分の心と映す鏡、誰とでも平等に接する
https://anchor.fm/kamakoma/episodes/009-KY-e130s83
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質問や感想、今後取り上げて欲しいテーマなどをコチラで募集中です
https://peing.net/ja/kibihara
#ホースセラピー #ホースコーチング #森のようちえん #馬 #アニマルセラピー #セラピー #自然保育 #自然体験 #子育て #感覚統合 #障害児 #障がい児 #自然 #放課後等デイサービス #児童発達支援 #療育 #環境教育 #岩手 #釜石 #復興

森での活動内容を考える上で役に立つツール3選
子どもの学び・育ちにつながるプログラムづくりポイント
子どもの成長や学びを推し進めるために3つの歯車をかみ合わせることが重要です。
3つの歯車とは、「個性」「環境」「課題」
それぞれの歯車をかみ合わせるための考え方について、詳しく語りました。
この3つ歯車の考え方は、子どもの成長や学びだけに留まらず、組織運営などにも応用可能です。
ぜひ、様々な現場でこの考え方を活かして下さい!
▼合わせて聴きたい
018 コミュニケーションの段階 〜適切な強さで関わりが出来ていますか?〜
https://anchor.fm/kamakoma/episodes/018-e17hb41
質問や感想、今後取り上げて欲しいテーマなどをコチラで募集中です
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子どもの主体的な学びには、「意味ある活動」がとても大切です。
馬の暮らし型セラピーが子どもの学びにとって効果的な特徴の一つして「意味ある活動」として提供されていることがあります。
「意味ある活動」とは、どんなものなのか、具体例も交えて紹介しています。
▼合わせて聴きたい
013 成長・学びのカギとなる3つの歯車
https://anchor.fm/kamakoma/episodes/013-3-e15s58g
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子どもの学びが一番進む課題の難易度の設定のポイントは、難しすぎず・簡単すぎず、「ちょっと頑張って達成できる」です。
子どもの反応を見ながら課題の難易度の調整をします。子どもが集中していたり、生き生きした表情をしているのが一つのサイン。
馬の活動の具体的な事例も紹介しながら解説しました。
▼合わせて聴きたい
013 成長・学びのカギとなる3つの歯車
https://anchor.fm/kamakoma/episodes/013-3-e15s58g
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でこぼこした発達の子どもとどう関わるか?
ちょっと気になる子に対して、私たちはどの様にアプローチしたら良いのか、そのヒントが得られます。
自然体験は、五感に良いと良く言いますが、具体的にどう良いのでしょうか?
そもそも五感という考えが古くて、7つの感覚があります。
五感の他に、前庭覚、固有受容覚という感覚があります。
それぞれ、どんな感覚なのか、解説しました。
▼合わせて聴きたい
048 感覚は脳が育つ栄養素〜感覚統合で見えてくる子どもの必要な遊び〜
https://anchor.fm/kamakoma/episodes/048-e1h8im8
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自然や馬の活動の中には、非定型なモノであふれています。
非定型とは、型が定まっていない状態。つまり、人工的な環境とは真逆ということ。
自然や馬は、非定型で、情報量が人工的な環境とは格段に多くなります。
同じような活動をしていても、ちょっとした子どもの動きの違いで、環境から受け取る情報は変わってきます。その日の天候やコンディションによっても変わってきます。
同じように見えても同じ体験はありません。
支援者・保育者が、活動の設定をあまりしなくても、子ども自身が活動の難易度の調整もすることが出来ます。つまり、その子にあった活動に自然と変化していきます。
環境から受け取る情報の変化が、子どもの身体や脳を育てる栄養素となります。
▼合わせて聴きたい
022 五感は古い。感覚は脳の栄養素〜七つの感覚と感覚統合
https://anchor.fm/kamakoma/episodes/022-e18hu90
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質問や感想、今後取り上げて欲しいテーマなどをコチラで募集中です
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今回は、子どもと栗拾いをしている時に、
これって視覚機能や身体操作の育ちにとても良いぞ、と気付いたことを共有します。
▼図と地の判別とは
一方をカタチとして捉えて、もう一方は背景として捉えること。
図と地の判別に課題があるということは、視覚で認知をすることに困難さがあって、日常の生活場面でも困りごとが起こります。
ビジョントレーニングという視覚を鍛える活動もありますが、
室内の活動に比べて、自然の中は、情報量がとても多くて、その中から必要な情報を見つけているというのは、とてもよい活動ですし、
遊びながら、楽しみながら取り組めます。
活動をしてると、知らず知らずに視覚機能が高まっていきます。
さらに、拾ってきた栗をたき火で焼いて食べるというように、
活動の発展もしやすいです。
▼合わせて聴きたい
014 非定型が子どもの身体と脳を育む
https://anchor.fm/kamakoma/episodes/014-e164k73
質問や感想、今後取り上げて欲しいテーマなどをコチラで募集中です
https://peing.net/ja/kibihara
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さんこまラジオ〜馬と子どもの現場を声で届けます
今回のテーマは、「自然災害と自然体験・野外教育の関係」について。
東日本大震災をきっかけに活動を始めたきびはらが、災害の多い時代における“自然との付き合い方”を、馬との暮らしや野外教育の実践を通じて語ります。
お話の中では、「自然に生かされている感覚」「地域とのつながり」「外部とのつながり」「足元の資源を見直す視点」など、災害を乗り越える力となる“自然体験”の本質に迫ります。釜石の子どもたちとおじいちゃんの絵本から紡がれるエピソードや、集落が孤立した台風の体験も交えながら、深く温かい語りが展開されます。
“自然は怖い。でも、恵みもくれる。”
そんな二面性を抱えた自然とどう向き合い、次世代へどんな「暮らし」を手渡せるのか。自然体験が生み出す「土地に抱かれる感覚」は、災害のあとにこそ必要な「再生の力」となるのかもしれません。
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ぜひ最後までお聴きください。
お便りフォーム→ https://bit.ly/4hhsQr1
#自然体験 #野外教育 #ホースセラピー #森のようちえん #震災の記憶 #地域づくり #自然と生きる #防災教育 #サステナブルな暮らし #こどもと自然 #生きる力 #災害支援 #ローカルコミュニティ #農的暮らし #自然との共生 #馬のいる暮らし #命を守る教育 #再生の物語 #災害と教育 #共に生きる
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自然はただそこに
[Verse]
古民家に馬と暮らし 百年超えた時を抱き
風が運ぶ過去と今を 胸に感じている
海が怒る夜もある 山が沈黙する日も
それでも生かされてる この大地に生かされてる
[Chorus]
自然はただそこにある 善も悪も持たずに
恵みも恐れも すべて抱きしめて
揺れた町に響く声 逃げろと叫ぶ絵本のように
命をつなぐその手が 希望の道を描いてく
[Verse]
つながる地域の言葉 受け継ぐ土のあたたかさ
旅する風が運ぶ 外との回路ひらいてく
誰かが来てくれる 壊れた街に光が
巡る知恵と笑顔で 再び息を吹き込む
[Bridge]
足元にあったものが 誇りに変わる瞬間
この土地で生きてきた意味 子どもたちが教えてくれた
馬も木も人も皆 それぞれの個性で
デコボコのままでいい かみ合う未来を創ろう
[Outro]
もう一度立ち上がれる 命があればそれでいい
壊れたあとに咲く花を 信じて歩いていこう
この大地と共に また明日へと
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# 自然災害と野外教育・自然体験の関係について
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## ◆ 概要
– **番組名:** 3コマラジオ
– **語り手:** 木々原(馬三島と共に古民家暮らし)
– **テーマ:** 自然災害と野外教育・自然体験の関連性
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## ◆ 背景
– 近年の自然災害(例:東日本大震災、能登半島地震、線状降水帯による豪雨など)の頻発
– 「3コマ社」は東日本大震災を契機に創設
– 災害時、野外教育や自然体験がどのような役割を果たせるかを探る
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## ◆ 野外教育・自然体験が果たす4つの役割
### ① 自然に「生かされている」感覚の涵養
– 災害は「自然現象」そのものであり、善悪の区別は人間側の解釈
– 自然に生かされているという視点が、災害後の再生活動を支える
– 釜石の絵本『津波てんでんこ』の中で、海を「怖いけど悪くない」と語る祖父の言葉が象徴的
### ② 地域・土地とのつながりを深める
– 震災後、自然体験を通じて「地域に生かされている」感覚を実感
– 土地とのつながりがあるからこそ、次世代に引き継ぐ意識が芽生える
– 土地性(土地らしさ)を体感することが地域への誇りにつながる
### ③ 外部とのつながりの回路を持つ
– 自然体験により、地域内外の人との接点が生まれる
– 災害時の支援や交流がスムーズに行える土壌になる
– 台風10号の被災時、震災時に来てくれたボランティアが再び支援に訪れた事例あり
### ④ 足元の資源を捉え直す
– 体験活動を通じ、地域の自然資源や文化資源を再発見
– 地元の人にとって「当たり前のもの」が「特別な価値」として認識される
– 地域が誇りを取り戻すきっかけとなる
—
## ◆ 副次的な気づきと提言
– 災害による「壊れ」が、再生のエネルギーになることがある
– 地方では人口減少が進む中、一人ひとりの個性や力を生かす視点が重要
– 馬などの動物や自然も含め、さまざまな「特性」を組み合わせて生きることが求められる
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## ◆ まとめ(4つの柱)
1. **自然に生かされている感覚を育む**
2. **地域・土地とのつながりを深める**
3. **外部とのつながりの回路を持つ**
4. **足元の資源を捉え直し、地域が誇りを取り戻す**
> 加えて、「変化の受容」「個性の活用」が大切な要素として挙げられる
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## ◆ 今後の展開
– **次回予告:**
– 本編では話しきれなかった「自然災害と自然体験・野外教育の関係」を、次回の後編でさらに深掘り予定
– **ラストメッセージ:**
– 災害とどう向き合い、自然とどう共に生きるか
– 今こそ、体験を通してその本質に触れることの大切さを伝えたい
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