三陸駒舎のホースセラピーの現場では、どの様な人材が求めているのか。
馬の経験は必要ありません。思いや価値観を共有できる方と一緒にやっていきたいと考えています。(あくまでも、三陸駒舎の場合です。)
時々、ホースセラピーで子ども達を支援したり、馬と共に地域に根ざした仕事づくりを進めるスタッフを募集しています。(2021年にスタッフ募集をした際に、収録した内容で、募集は締め切りました。)
三陸駒舎のホースセラピーの現場では、どの様な人材が求められるのか。
馬の経験は必要ありません。思いや価値観を共有できる方と一緒にやっていきたいと考えています。
(あくまでも、三陸駒舎の場合です。)
時々、ホースセラピーで子ども達を支援したり、馬と共に地域に根ざした仕事づくりを進めるスタッフを募集しています。
2021年にスタッフ募集をした際に、収録した内容です。
▼合わせて聴きたい
020 ホースセラピーは、どうしたら学べるの?〜ホースセラピーに関わる人材育成
https://anchor.fm/kamakoma/episodes/020-e186upv
「さんこまラジオ」への、ご質問やご感想、今後取り上げて欲しいテーマなどをコチラで募集しています。
https://peing.net/ja/kibihara
## Overview
この文書は、三陸駒舎のホースセラピー活動と地域との関わり、スタッフ募集の背景と目的、生活環境とサポートについての情報を提供しています。ホースセラピーの現状や地域活動、スタッフ募集の経緯と求める人物像、生活環境の基盤と移住支援について詳しく説明されています。
## ホースセラピーと地域活動
– **ホースセラピーの現状**
– 三陸駒舎は岩手県釜石市でホースセラピーを実施。
– 現在、毎日約10人、月に延べ200人以上の子どもたちが参加。
– 新たな支援機関からの依頼も増加中。
– **地域との関わり**
– 地域の方々と協力し、畑作業や田植えなどを子どもたちと実施。
– 地域の生活を楽しむことができる環境を提供。
## スタッフ募集の背景と目的
– **募集の経緯**
– 子どもたちへの個別対応や送迎の必要性からスタッフを募集。
– 卒業生との継続的な関わりを持つための新たな取り組みを計画中。
– **求める人物像**
– 福祉の経験や資格があれば尚良いが、共感できる価値観を重視。
– 馬との暮らしや地域活性に興味がある方を歓迎。
## 生活環境とサポート
– **生活の基盤**
– 車が必要な地域であるため、運転免許は必須。
– 法人が借りている民家を社宅として提供可能。
– **移住支援**
– 地域活性化の一環として移住に関する補助金も利用可能。
– まずは生活スタイルが合うかどうかを確認することが重要。
## アクションアイテム
– 詳細はウェブサイトに掲載。
– 興味のある方はぜひ確認を。
– 今回はスタッフ募集についての話をしました。次回もお楽しみに。

【合わせて聴きたい】020 ホースセラピーは、どうしたら学べるの?〜ホースセラピーに関わる人材育成
ホースセラピーを提供したい、やりたいという場合に、考え方や技術をどうしたら学べるのでしょうか?
簡単に参加できるものから、ガッツリ学べるモノまで、ご紹介しました。
- 馬の暮らし型セラピー勉強会に参加する
三陸駒舎でも不定期に開催しています。 - 近隣でホースセラピーをやっている牧場にボランティアなどで定期的に関わる
- 研修生として、他力サムガに名を連ねている牧場で修行する。
- 障害者乗馬などをやっている他団体の講習会を受講する。
資格、認定制度を整えている団体がいくつかあります
他力サムガでは、研修生を募集しています。
http://www.tarikisamuga.org/?page_id=81
子どもとの関わり方や発達の理解については、「感覚統合」がオススメです。
ホースセラピーの活動の中身を深く理解する手助けになります。
感覚統合を学ぶには、コチラの書籍がオススメです。
でこぼこした発達の子どもたち: 感覚統合の問題と上手につきあっていくために
https://amzn.to/3EDOPEG
▼合わせて聴きたい
008 ホースセラピーの3つの効果 〜「からだ」「脳・感覚」「こころ」〜 海外では、保険が適応される国も
https://anchor.fm/kamakoma/episodes/008-3-e12sc6o
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質問や感想、今後取り上げて欲しいテーマなどをコチラで募集中です
#ホースセラピー #森のようちえん #馬 #子育て #岩手 #釜石 #アニマルセラピー #セラピー #自然保育 #自然体験 #感覚統合 #障害児 #障がい児 #自然 #放課後等デイサービス #児童発達支援 #療育 #環境教育 #岩手 #釜石 #復興 #古民家

さんこまラジオ〜馬と子どもの現場を声で届けます
“力を抜く”ことで広がる世界──馬と身体がひとつになる瞬間とは?
馬と過ごす5月の合宿、今回はその「後半戦」の振り返り。テーマは、“力を使わない身体の在り方”。方条さんの「省エネ身体技法」や、空気のような圧で馬を動かすワークから、場をまるごと包み込む“ホール”の感覚、そして能動でも受動でもない「中動態的な関係性」まで——。子どもたちとの関わりや古武術の視点と共鳴しながら、言葉にしきれない体感がそっと輪郭を現していきます。
ホールでつながる空気感、馬と息を合わせる無言の対話、そして“刺さる”ように自然と溶け込むリズム。今回の合宿は、体と心、そして場そのものを信じる旅でした。
聴き終わる頃には、きっとあなたも「力を抜くって、こういうことかも」と感じられるはず。
ぜひ最後までお聴きください。
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「馬と身体」対談&鼎談 アーカイブ販売
馬と人、そして言葉〜馬と身体と子どもが教えてくれる、分断を越える生き方
https://kamakoma.org/shintai202505_dialogue/
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お便りフォーム→ https://bit.ly/4hhsQr1
#ホースセラピー #森のようちえん #発達支援 #野外教育 #子どもと馬 #非言語コミュニケーション #身体性 #マインドフルネス #フロー体験 #子育てのヒント #言葉を超えて #感覚を育む #自分を感じる #体で学ぶ #自然の中で育つ #療育 #自由な遊び #プレイセラピー #感情と身体 #教育の原点
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## キーワード
`省エネ身体技法` `ホールとカットの感覚` `中動態`
## 主な学び
1. 省エネ身体技法: 力を抜いて脱力することで十分な力を発揮し、身体への負担を減らす技法。重心の操作や全身を使った着地など、馬との関わりにも応用される。実際のワークでは、馬をなるべく触れずに動かすことや、段階的に圧を高めていく体験も行われた。
2. ホールとカットの感覚: 全体を包み込む『ホール』の感覚と、部分的な『カット』の感覚の対比。馬や子どもたちと関わる際、場全体を捉えて一体感を持つことの重要性が語られ、実際に子どもたちの教室で場が一体化する瞬間があった。
3. 言語化の限界と最小の輪郭の共有: 体験や感覚を言葉にすることの難しさと、言葉で伝えられる最小限の輪郭を共有することの意義。言葉にできない部分が多いが、言葉を使うことで体験を深めたり他者と共有したりできる。
4. 中動態の感覚: 能動と受動の間にある『中動態』の感覚。馬や自然環境、武術などで体験される、コントロールとフュージョンの間の状態。東北地方の方言「〇〇ささる」もこの感覚を表現している。
5. 馬と身体合宿の対談・鼎談の内容: 2025年5月に行われた馬と身体合宿の夜の対談・鼎談の内容。古武術研究や身体思想観、子育て相談など多様な視点から語られ、家族連れの参加や具体的な子育て相談もあった。
## 知識の説明
### 1. 省エネ身体技法
– 力を抜いて脱力することで十分な力が出る。
– 重心を操作することが大事。
– 歩くときは重心を前に倒すことで自然に足が出る。
– 1メートルくらいの高さからジャンプして降りる際も、全身の関節をたたみながら着地し、音を立てずに猫のように降りることで身体の負担を減らす。
– 馬と関わる際も、力で動かそうとせず、なるべく触れずに動かすことでお互いの負荷が少ない。
– 馬を動かすワークでは、最初は触れずに手をかざして空気を押すようにし、動かない場合は段階的に圧を高めていく。
– **1メートルの高さからのジャンプ着地**
> 公道で1メートルくらいの高さの舞台からジャンプして降りる際、全身の関節をたたみながら着地し、足でドーンと衝撃を受けず、音を立てないように猫のように降りる。
1. 全身の関節をたたむことで衝撃を分散し、身体への負担を減らす。
2. 音を立てないようにすることで、着地の衝撃が少ないことを確認できる。
– **馬を触れずに動かすワーク**
> 2日目の最初に、馬をなるべく触れずに動かしてみるワークを実施。最初は手をかざして空気を押すようにして動かし、動かない場合は段階的に圧を高めていく。
1. 最初は触れずに手をかざして馬を動かすことを試みる。
2. 動かない場合は指先で軽く触れるなど、段階的に圧を高めていく。
3. 最終的には触れずに手を振るだけで馬が動くようになることを体験。
### 2. ホールとカットの感覚
– ホールは全体を包み込む感覚で、馬や自分、場全体が一つになっている状態。
– カットは部分的な感覚で、体の一部や動かし方などに意識が分断されている状態。
– ホールの状態では心地よいコミュニケーションややり取りが生まれる。
– 子どもたちの教室でも、場全体を捉えて関わることで一体感が生まれる。
– **子どもたちの教室でのホールの感覚**
> 講堂で子どもたちが騒がしく遊んでいたが、北條さんがスイッチを入れると場が静かになり、全体が一つになったような感覚が生まれた。
1. 最初は騒がしい状態だったが、北條さんの働きかけで場が静かになった。
2. 全体が一つになったようなホールの感覚が生まれた。
3. 部分的な意識(カット)ではなく、全体を包み込む感覚(ホール)が重要であることが実感された。
### 3. 言語化の限界と最小の輪郭の共有
– 感覚や体験は言葉で全てを伝えることができない。
– 言葉で伝えられるのは体験の輪郭のみ。
– 言葉にすることで体験や感覚を深めたり、他者と共有したりできる。
– 北條さんは言葉そのものを信頼していないが、言葉にすることの意義も認めている。
– 吉光さんも編集の仕事を通じて、言葉で伝えきれない体験の奥深さを感じている。
– **編集者の吉満さんの体験**
> 馬と体験したことで、言葉では全然追いつかないと感じ、編集の仕事を辞めてもいいかもと思ったが、それでも言葉が好きで、輪郭だけは伝えられるかもしれないと考えている。
1. 体験の全ては言葉にできないが、輪郭だけは伝えられる可能性がある。
2. 言葉にすることで他者と共有したり、体験を思い出したりできる。
– **方条さんの著書『上達論』**
> 言葉にはできないことを一冊の本を通して伝えている。
1. 言葉で全てを伝えることはできないが、言葉にすることで何かを伝えようとしている。
### 4. 中動態の感覚
– 中動態は能動と受動の間の状態を指す。
– 馬と一緒に歩くときも、コントロールではなくフュージョンする感覚。
– 東北地方の方言『刺さる』は中動態的な感覚を表す。
– 自然環境の中ではコントロールできない感覚が残っている。
– 都市では人間が設計した環境でコントロールできる感覚が強い。
– 武術でも、相手が技をかけられたと感じない状態で技が効いているのが理想とされる。
– **東北地方の方言『〇〇ささる』**
> 『この山菜食べ刺さっちゃうんだね』のように、食べているわけでもなく、自分の意志で食べているわけでもない、ついつい食べてしまうような感覚を表す。
1. 能動と受動の間の感覚を表現している。
2. 自然環境の中で生きている感覚が残っているため、今でも使われている。
– **馬と一緒に歩くリーディング**
> リードはたるんでいても、一緒に歩調を合わせて歩いている状態。無理やり引っ張るのではなく、自然に一緒に歩く感覚。
1. コントロールではなく、フュージョンする感覚が重要。
2. できているかできていないかがはっきりわかるワーク。
– **武術での技のかかり方**
> 相手が技をかけられたと感じない状態で技が効いているのが理想。自分もかけている感じがしないが、技が効いている状態。
1. 中動態的な感覚が武術にも共通している。
2. 結果がはっきりしているため、わかりやすい。
### 5. 馬と身体合宿の対談・鼎談の内容
– 対談はきびはらと方条さん、鼎談は吉満明子さん(千住出版)を加えた3人で行われた。
– 吉満さんはセンジュ出版という小さな出版社を10年運営している。
– 方条さんの古武術教室の場所も吉満さんが作った場所。
– 昼は古武術のお稽古、夜は対話の時間があった。
– 前半の対談では子育てや参加者からの質問に答えた。
– 家族連れでの参加や、具体的な子育て相談もあった。
– 身体的な視点や、異なる視点からの意見交換が行われた。
– 三陸駒舎で検索すると商品ページやアーカイブ販売の案内があり、概要欄にもリンクが掲載されている。

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