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三陸駒舎とは

全国で教育的な牧場を経営する寄田と復興まちづくりに携わる黍原を中心に2015年4月に設立。 築90年の古民家「南部曲り家」を拠点に、馬と共に暮らす地域文化を再生します。 馬との暮らしをベースにしたエコツーリズムやホースセラピーなど新たな仕事を起こし、誰もが心豊かに過ごすことのできる持続可能な地域の未来をひらきます。 釜石市や地域の方々、首都圏サポーターなどと連携して事業を展開。 2017年の年末より障害児を対象とした児童発達支援・放課後等デイサービスも開始。

三陸駒舎設立の思い (共同設立者 黍原 豊)

被災地の子どもと馬との出会い

私が今の活動を始めたきっかけは、東日本大震災で被災した子ども達と出会ったことです。仮設住宅に住む子ども達は感情を抑え込みながら日々過ごしていました。仮設住宅に馬を連れていったところ、子ども達は馬と出会うと瞬く間に元気な姿に変わっていきました。これまで、10年以上子ども達の育成に関わってきましたが、正直この時「馬に負けた。子ども達の心の復興は馬に頼った方がいい」と感じました。

さらに地域の大人達は馬が突然居ても、びっくりすることもなく、「懐かしいねぇ」と言ってくれて、昔馬と一緒に暮らしていたときのことを話してくれたのです。馬が地域に居れば、子どもも大人も元気になり、地域の文化を次世代に手渡していくことができると確信し、馬との暮らしの場を再生させようと三陸駒舎を立ち上げました。

もっと多くの子ども達に馬の力を

これまで、数多くの地域の方や行政、首都圏などのサポーターなどに支えられながら、築90年の馬と暮らしてきた古民家を再生し、延800名以上の子どもや親子にホースセラピーを届けてきました。さらに、2017年12月から開始した障がい児対象のセラピーの事業も、保護者や専門家などの後押しを受けながら、毎月利用者が増えています。利用された方々からは、「子どもが自ら進んで『やりたい』と思える温かい雰囲気」、「子ども一人ひとりに合わせた対応をしてもらえる」、「子どもの主体性を尊重した環境がある」といった声をいただいており、この事業を通して、地域にお役に立つことが出来ていると感じています。

東日本大震災から7年以上が経ちましたが、岩手沿岸では、ケアの必要な子ども達は約3,000人いると県教育委員会が報告しています。また、震災後に生まれた子ども達についても、親のストレスの影響から落ち着きがない、発達に遅れがあるという調査結果が示されています。「もっと多くの子ども達に馬の力を届けたい」と思っていますが、マンパワーが限られており、歯がゆい思いをしています。それで、今回のスタッフ募集に至りました。

馬の可能性と豊かな社会づくり

私自身、こうして馬と深く関わるようになって、馬の様々な効果に可能性を感じています。近年、子どもが犠牲となる虐待事件が報道されていますが、虐待を受けて命があっても、その後トラウマなどで苦しむ子ども達はたくさんいます。ホースセラピーはそのようなトラウマのケアにも非常に有効といわれています。また、子どもケアのみならず、現代が抱える様々な課題を解きほぐしていく道を馬は示してくれるのと同時に、その道を切り拓いていく力を馬から学ぶことができます。

馬の力を被災地のみならず、全国の子ども達の未来のために広げていきたいと考えております。

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